熱い夏(東医体バドミントン競技)(1998年8月11日)
(清末を見る観衆)
昨日、赤トンボが飛んでいた。今年は山にも行けないうちに秋が来たようだ。冷夏だったが葛飾区の体育館で行われた東医体(東日本医科学生総合体育大会)のバドミントン競技は本当に熱かった。私が部長をしている東大が主管校であるための参加であったが、千人近い学生の戦いを十分楽しむことが出来た。東大は札幌医大、旭川などのシード校を次々と破り、史上初の決勝進出となった。優勝した東北大との力の差は歴然としていたが、その健闘は大いに讃えられる。熱戦の末、破れ、タオルで顔を隠していたが、彼らは輝いていた。バトミントン競技は、ゲームそのものが、相当にハードな競技で、その上、個人戦、団体戦がほぼ並行して行われる。体育館は無風状態で空調もなく、蒸れるような暑さの中にシャトルの音が響き、割合えげつなく歓声がとどろくのである。この競技では並外れた体力、知力、精神力など全てが必要とされるようだ。若者たちの熱い心に少し触れたような気がして、私の夏は終わった。そして、今年のプロ野球も終わった。